専用サーバーとは
簡単に言いますと、一台のサーバーを1ユーザで独占利用するサービスは専用サーバーといいます。逆に一台のサーバーを複数のユーザーでシェアして、利用するサービスは共用サーバーもしくはホスティングサービスといいます。
専用サーバーは共用と違い、1台を1ユーザで独占利用する為、サーバーのハードウェアや回線などを単独で使用することが可能となります。したがって、負荷が高いアクセス数の多いポータルWebサイト、高度なデータベース、ストリミングサーバー、大容量のディスクスペースが必要なストレジサーバーなど、小規模から大規模なサイトまで幅広く利用が可能です。
専用サーバーのメリット
- 1台のサーバーのリソースを他のクラヤントと分けずに利用可能
- 普段root権限(Linux)または管理者軽減(Administrator)がある
- 全ての設定を自由に変更できる
- 必要なソフトを自由にインストールできる
- 他の顧客の行動に影響されずにサイト、Webアプリの管理が可能
- CPU負荷の思い、アクセスの多いサイトでも、対応できる
- 共用サーバーと比べ、ダウンする確率が低い
- 回線速度が早い
- 同じサーバーで複数のWebサイト・Webアプリを管理できる
専用サーバーのデメリット
- 共用サーバーと比べ、コストが高い
- サーバー管理には技術的な知識が必要
- サポートは有料の場合がある
- 共用サーバーよりは設定に手間がかかる
- クラウドサーバーと比べ、ダウンする確率が高い
専用サーバーのOS
専用サーバーは様々なOSをインストールができます。ホスティング業界では主にLinux・Unix系とWindows系のOSが採用されます。場合によって、FreeBSD, NetBSD, OpenBSD, Solarisなど特別なOSを使うサーバーもあります。ホスティングサーバー、専用サーバーではLinux・Unix系のOSはおよそ60%のシェアを責めています。Linux・Unix系の最も人気あるサーバーOSはCentOS, Debian, Red Hat Enterpriseです。Windows系は Windows Server Web, Windows Server Standard, Windows Server Enterpriseなどのエディションがあります。
デスクトップPCと違って、ホスティングサーバーの場合、Linux系の専用サーバーのほうが安定しており、管理しやすいです。コストも、Windowsと比べて、低いです。ただし、ASPX, .Framework 4.0、MS SQL ServerなどWindowsでしか使えない優れたプログラミング言語、フレームワーク、データベースなどがあります。専用ホスティングサーバーのOSとしてLinux・Unix系はおよそ60%のシェアを責めています。A&I WebホスティングはLinux専用サーバーもWindows専用サーバーもご提供しております。
サーバーの回線速度 (帯域幅、バンド幅)
専用サーバーの回線速度とは1秒当たりにサーバーからクライアントに(下り速度)、またはクライアントからサーバー(上がり速度)が送ることができるデーターの量(Mb, Gb, Tb)のことです。回線速度の単位はMbps(Megabits per second メガビット/秒)です。メガバイト(MB)ではありませんので、ご注意下さい。
1メガビット(1Mb) = 0,125メガバイト (0,125MB)
1メガバイト(1MB) = 8メガビット (8Mb)
回線速度の単位はMbps(Megabits per second メガビット/秒)です。メガバイト(MB)ではないので、ご注意下さい。
例えば、サーバーから一秒で1.25MB相当のデーターをダウンロードできる場合、下り速度10Mbpsとなります。ただし、同時に同じサーバーに多くのクライアントPCが接続している場合、サーバーの回線速度はクライアントの数で分けられることになります。例えば、回線速度は10Mbpsのサーバーに1人がアクセスした場合、1.25MBのデータを1秒でダウンロードできるが、20人同じファイルを同時にダウンロードする場合、20秒かかります。
多くのホスティング業者はベストエフォート方式の回線を提供しています。ベストエフォートとは、理論上では特定の速度は可能だが、実際にネットワークの混雑などの理由によってその速度がでません。例えば、ベストエフォート100Mbps回線の専用サーバーが実際のところ50Mbpsもでないところが多いです。
さらに、共用回線の専用サーバーもあります。サーバーそのものが利用者丸ごと占有しているが、インターネット接続回線が数台のサーバーで共有されているケースもあります。その場合、実際の回線速度はサーバーの台数によって異なります。
サーバーの稼働率
サーバーの稼働率とはサーバーが一年間にどれだけダウンせずに稼働しているかを示します。多くのホスティング会社はサービス品質保証制度を設けており、サーバーは契約上の稼働率に満たない場合、返金もしくは割引の対象となります。最近のいいホスティング企業が99%から100%の稼働率を保証しています。A&I ホスティングサービスの稼働率は99,9%、専用サーバーの稼働率は99,99%、クラウドホスティングの稼働率は100%です。
専用サーバーの管理
共用サーバーホスティングと違って、専用サーバーを管理するには相当の技術的な知識が必要です。マネージド専用サーバーの場合、サーバーの管理、セキュリティ設定などがホスティング会社の責任であるす。セルフマネージド専用サーバーの場合、利用者自信がサーバーの管理・設定を行う。ただし、マネージド専用サーバーでもホスティング会社がどこまでサポートするかはホスティング会社によって大きく違う。例えば、第三者のソフトのインストールや設定を行わないこともあります。
専用サーバーサポートの内容:
- OS インストール、再インストール、更新、アップグレード
- 24時間サーバー監視
- ポート監視
- サーバーのハードウェア監視
- サーバーの回線速度最適化
- パフォーマンス最適化
- アンチウイルスソフトウェア設定・更新
- Firewall設定
- 迷惑メール対策ソフト設定・更新
- 不正侵入対策
- Webサーバー(IIS、Apache)設定、更新、セキュリティ強化
- FTPサーバー設定、更新、セキュリティ強化
- PHP, CGIの設定、セキュリティ強化
- DoS攻撃対策
- アプリケーション監視
- 技術的サポート
- バックアップと復元
- DNS設定
- ロード・バランシング設定
- データベース管理
- 第三者のソフト・アプリケーションのインストール・設定
- プログラミングコンサルティング
弊社の専用サーバーの基本的な設定(OSインストール、DNS設定、ドメイン設定など)無料で行ないます。そして、高度なサーバーの設定(セキュリティ強化、最適化、第三者のソフトのインストール)はプレミアムサポート対象(月額10,000円)となります。
利用制限
多くのホスティング業者ではInternet Relay Chatとしての専用サーバーのりようは禁止されています。ポートスキャン、DDoS攻撃などのハッキングに関する行為が禁止されているところが多いです。
アダルトビデオなどのコンテンツが法的な理由で、または莫大な伝送容量を使うという理由で禁止されていることがあります。アダルトコンテンツが可能なホスティングプロバイダーが高速で余裕のあるネットワークを維持しなければなりません。
サーバーが設置されている国の著作権関連法に反して、ビデオ、画像などのコンテンツを掲載することが禁止されています。著作権に関わる法律は国によって異なります。例えば、アメリカでは違法だとされているコンテンツがヨーロッパ(フランス・スウェーデン)では違法ではないといケースもあります。そして、著作権損害の苦情が届いた時の対応も国やホスティング業者によって異なります。
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